
ジオングは
「未完成の機体」
と説明されるが、
その未完成品が
ガンダム本編で
最強クラスに暴れているという矛盾が、
長年ファンを惹きつけ続けている。
しかもあの有名なセリフ、
「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのです」
は、単なる強がりではなく
設計思想そのものを語っている。
そもそも
ジオングにとって脚とは何なのか?
なぜ未完成なのに最強格なのか?
この記事では、
設計、火力、サイコミュ、戦術思想の面から、
ジオングの本質に迫る。
◆第1章:ジオングとは何者か?未完成なのに完成されている怪物
ジオングは
【80%の状態で戦場へ投入された】
と言われるが、
実際の80%は、
「戦闘機能としてはほぼ完成」
という意味に近い。
ジオングはMSというより、
「巨大ニュータイプ兵器」=NT専用モビルアーマーの原型
として設計されており、
脚部の完成が遅れても、
『火力、推進、遠隔武装』
の3点が揃った時点で
十分に戦える構造だった。
巨大な胸部構造、
頭部の大型センサー、
全身のサイコミュ・メガ粒子砲。
どれもMSの枠を越えており、
脚がないことが
弱点にならないのがジオングの特異点だ。
◆第2章:「足なんて飾り」発言の真意に迫る
この言葉は、
ただの苦し紛れのフォローではない。
実は
宇宙戦における合理的な判断が背景にある。
① 宇宙では脚の役割はほぼゼロ
重力も地面もない。
必要なのは
● 姿勢制御
● 推力
● 旋回性能
だけ。
つまり、
脚は宇宙戦において完全に不要。
② 下半身スペースを火力とスラスターへ全振り
脚を作らなかった
(間に合わなかった)のではなく、
脚より火力が優先だった
というのが真実に近い。
③ 実装しても重くなるだけ
脚の接地がない
宇宙戦で脚を付けても、
被弾面積が増え、意味がない。
飾りどころかマイナス。
これが
「足なんて飾り」の本質だ。
◆第3章:未完成でも最強格扱いされる理由
ジオングが異常に強い理由は、
とにかく火力と
制御能力がバグっているからだ。
① 全身砲台という悪夢の構造
頭、指、胸
あらゆる場所がメガ粒子砲。
ビームの雨を
一機で撒けるMSなど他に存在しない。
② 腕が飛ぶ=オールレンジ攻撃という反則
当時のガンダム世界では
あり得ない独立攻撃兵器。
ファンネル以前のファンネルである。
③ 巨体なのに高速移動できる推力
脚の代わりに
高推力バーニアを全身に配置。
見た目の鈍重さとは裏腹に、
ジオングは意外なほど動く。
④ 一撃の火力がガンダムの防御限界を超える
劇中でも
アムロが回避に徹したように、
まともに受ければ爆散確定レベルの威力。
◆第4章:ジオングはMSではなくMAとして設計されていた
ジオングが
MS扱いされているのは形式上の話で、
本質はモビルアーマー寄り。
① ニュータイプ専用火力プラットフォーム
遠隔武装+広範囲攻撃+高推力。
これは完全にMAの設計思想。
② ソロモン防衛の本命兵器
接近戦をする機体ではなく、
大軍を焼き払うための装置
としての役割が決められていた。
③ シャアへの託し方も実験兼実戦投入
「テストしてる余裕はない。出してみろ」
という状況が、
未完成投入の背景にある。
◆第5章:ジオングが完成版より未完成版の方が人気な理由
① デザインバランスが未完成版の方が良い
脚が付いた完成版は
情報量が増えすぎるため、
未完成版の
胴体+頭という
潔さがファンに刺さった。
② 演出インパクトが強すぎた
腕が飛ぶ、巨大ビーム、ガンダムとの白兵戦。
ラスボス級のオーラが半端ない。
③ ロマン補正が働く
「もし完成していたら?」
という妄想余白が、
40年以上語られる人気の理由。
【まとめ】
ジオングが未完成なのに
最強格と言われる理由は以下のとおり。
● 宇宙戦では脚が不要という合理設計
● 火力、推力、サイコミュが優先され、MSを超えた性能になった
● 腕ビームというオールレンジ攻撃が反則級
● 巨大なのに高速で動く推力設計
● 未完成の方が魅力的というデザイン効果
ジオングは最初から
「MSとして完成させる必要がなかった」
機体であり、
むしろ未完成であることが、
最強の証明になってしまった稀有な存在だ。
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